ホームページリニューアル時に気をつけるべき根本的な話

よく「ホームページをリニューアルしたいんだけど」っていう質問や依頼を頂きます。私のような業態の人間にご依頼していただく場合、多くは新規開業やいままでホームページを全く持っていないお店や会社であることが多いのですが、中には「一応HPはあるがずっと前に作って放置している」ようなケースもあります。

まずはどこのレンタルサーバーを借りているかをお聞きします。私が制作する場合、ほとんどがWordpressというブログシステムをインストールするため、それが使えない場合はサーバーごと引っ越しして頂きます。それに加えてドメインも移管する場合もあります。このあたりが地味に手間がかかるので、別料金を頂いていますが、これからリニューアルする場合は「ブログ式システム(CMSと言います)」を導入しておくことを強くおすすめします。

で、リニューアルする目的は?

そうです。ここが肝心です。「なんとなく古くなってきたから」という理由も敢えてOKです。つまりデザイン的にダサくなってきたとか、機能的に使いづらいサイト設計とか、そういうことだと思いますので。

でも、できたら今回のリニューアルはもう少し明確で深い理由を付けて頂きたいです。つまり、リニューアル後どのような結果を期待するか、ということです。

デザインなのか、使いやすさなのか、新規開拓なのか、それとも?

正直、ひと昔もふた昔前も前のデザインで作られたままのサイトは山ほど見かけます。(インターネットのひと昔は3〜5年ですので、まぁ10年位放置している感覚でしょうか)

問題はデザインをよくすることで得られる効果は何か?その結果で満足か、ということです。見た目が良くなっても、訪問者がいなければ「無人島にオープンしたデパート」です。これはよく使われる例えですね。

毎週大量のチラシを配ったり、TVCMを流しているなら、敢えてインターネットからの検索によるアクセスに血眼になる必要はないでしょう。しかし、そういったアナログ媒体でなにも集客行為をしておらず、なおかつアクセス数はたくさん欲しい、という場合は、いわゆる「SEO」とよばれる検索対策や、コンテンツを充実させるなどの手法をとらなければなりません。

いままでの私のクライアント様のケースでいうと、だいたい約半数は「とりあえずHPがあって名前で検索すればちゃんと上位に表示されれば良い」という方々です。業態やスタッフのスキル的な視点から考えてもあまり無理なことはできないので、この場合は最低限のプランでしっかり5ページ位を作ります。

しかし、「インターネットでガンガン集客したい」「多くの人に商品を告知、販売したい」というご依頼の場合、最低プランの5ページ程度のボリュームではどうしようもありません。その場合はかなりの覚悟をしていただき、日々ブログ記事を更新していただきます。記事数×文字数の蓄積が検索エンジン(google)に対して最も効果的だからです。

それに加えて、必要な場合はamazonなどで出品して頂いたり、業種によってポータルサイトがある場合はそちらに登録して頂いたりします。商品や案件を大手サービスに登録することにより、それらを登録した数だけ自社サイトへの入り口ができるからです。

そしてそのリンクからジャンプしてきた訪問者に魅力的に映る「コンテンツ」を用意しておきます。

まずは問い合わせや注文しやすい「仕組み」を作り、それを求める属性の人たちが多く集まるサイトに入り口をばら撒き動線をつくるのです。

また、TwitterやFacebook、Instagramなどのソーシャルネットワークサービスも、可能な限り絡めていきます。ただし、これは日々情報発信できるひとにしかおすすめしていませんが。

とにかく、私は単純に色々な業種のインターネット集客を考えるのが好きなのです。公序良俗に反していなければどんな業種でもご相談に乗ります。

一緒に頭をひねりましょう。きっと何か良いアイデアが浮かぶ気がします。

それでは。

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